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退屈なのでハルヒSS 「ノーマルデイズ2 」

※退屈なのでハルヒSS「ノーマルデイズ」の続きです



と、思ったのだが思いの外、湯の温度が高くゆっくりしていられなかった俺は、
早々に湯から上がり、体を洗うことにした。シャワーのシステムは温泉ではお馴染みの、
ボタンを押している間だけお湯が出るものだった。
面倒なギミックだとは思うが、これが無くなると何だか寂しい。
何故かはわからん、なんとなくそう思ったのだ。
どうやら古泉もこれには同感なようで、

「シャワーのこのシステムはもはや定番ですからね。誰しもが当たり前だと思っていた『定番』が消えるのはどことなくもの悲しいものでしょう。実は僕は以前そういった体験をしているのですよ。確かあれは……」

ここに来てようやく悟った。
疲れている時にこいつと話すもんじゃないなと。
俺はとりあえずこいつをスルーして自らの洗浄を続行した。
最後の方は何を話してたんだろうね。こいつは。

「よし、露天を見てくるか。」

外はいつの間にか暗くなっていた。
害虫用に設置された電気が一際明るく光っている。
虫たちがそこに集まる度にバチっと音を立てる。いくら夏とは言え
やはり露天風呂の方がぬるく、入りやすかった。
風呂自体はゴツゴツした石で出来ている割りに少し小さめで
こじんまりとしているが、開けた山の景色と見事に調和していてかなり綺麗だった。

「夜の山というのも、これはこれで風情があって良いものですね。」

全く、お前ってやつは本当にいちいち面倒なやつだな。
一人で暑い室内風呂に入ればいいものを。
と、こんな文句が喉から出かかったが、
次の瞬間それは喉の奥にしまいこまれることなる。

「おや……?」
「……ッ!?」

何とどこからか声がするのだ。それも複数で女性だ。

「察するに、この木の壁を隔てたすぐ向こうが女湯の露天風呂になっているんでしょう。」
「そんなことは聞きゃあわかる。問題は……。」
「この声…、いえ、悲鳴の主が朝比奈さんであろうということですね。」
「ったく、ハルヒのやつ…!」

いつまでたってもすることに変化が見られないやつである。
朝比奈さんがとても不憫であるが、こうなってしまったら、仕方がない。
俺は目の前の現実に対し、「妄想」という選択肢を取ることにした。
男なら……な?わかるだろ?何しろここは露天風呂である。
青春真っ盛りな平凡男子高校生が想像力を養うにはうってつけの空間だ。
さて、まずは俺の脳内に朝比奈さんを、と

「ふふ、楽しそうですねえ、涼宮さんたち。僕も安心です。」

だあああ!
俺の美しく華やかな妄想はこのESP野郎によって奇しくも遮られてしまった!
古泉、お前マジで許さん。いつか殺す。

「おっとこれは失礼。まさかあなたがご自分の閉鎖空間に旅立っていたとは。」
「上手いこと言ったつもりか、お前。てか、今日いつもより喋りすぎじゃないか。」

古泉のうさんくさいスマイルに拍車がかかる。

「僕も楽しいのですよ。こうして仲間と過ごすのがね。いつか言いましたが、僕は高校生らしい生活に少なからず憧れを抱いているのです。」
「お前は俺よりも過激な生活をしてそうだしな。」
「くっく、それはどうでしょうか。」

高校生らしい生活、か。
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.13 2010 日記 comment0 trackback0

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